2024/02/05 15:16
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こちらの記事は写真集制作にあたり、クラウドファウンディングを行った際に書いた活動報告です。
Ready for(クラウドファウンディングのサイト名)に載せていた活動報告ですが、勿体無いのでここのブログにも記録として残しておきたく、ここに残します。
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Ready for(クラウドファウンディングのサイト名)に載せていた活動報告ですが、勿体無いのでここのブログにも記録として残しておきたく、ここに残します。
以前の記事にもあったとおり、宮城県の沿岸部には、縄文時代の遺跡や貝塚が多数あって、そして、縄文時代の人々の暮らしの中で、鹿の角が釣り針などに加工されて使用されていたことが明らかになっています。
発掘資料には、縄文時代の人々が、釣り針に限らず、鹿の角を使ったハンマーや銛などの漁具、又、何かを作ろうとしている途中の物もあり、さらにはアスファルトを使用して折れた釣り針を補修していたことも知られています。
三上義弘さんは、金華山の鹿や猿の写真を撮るのみならず、金華山の歴史や文化にも造詣が深い方で、鹿の角にまつわる話題の中で、金華山にも縄文時代の遺跡や貝塚があることを教えてくれました。
貝塚までの道は、現在崖崩れで危険になっており、皆さんにお勧めすることはできませんが、当時、無理をいって道案内もして頂きました。
残念ながら、金華山遺跡や貝塚から、鹿の角が発掘されたという記録の発見には至っていませんが、三上さんと一緒に遺跡を巡って、縄文時代に金華山で暮らした人々に想いを馳せてみた時、追体験してみたくなる、とてもワクワクする感情を覚えたことを記憶しています。
同時に、三上さんが案内してくれた場所は、普段観光客や私達ボランティアでも行くことはない場所でもあったりして、三上さんが金華山の地理にも相当詳しいことを物語っていました。
実際、三上さんの写真は、金華山の奥深くなど、本当に多岐にわたる場所で撮影されたものが多くあります。
ちょっと金華山に足を踏み入れた程度では決して見ることはできない、金華山あるいは鹿や猿の姿を窺うことができる、そのような意味からも、今回の写真集は、とても貴重なものだと考えています。 金華山に行ったことがある方にもぜひ手に取ってみて頂きたい写真集です。
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